書家白玲様にこの壺のために揮毫していただきました。 せっかくですので紅葉の中に書と壺を置き写真を撮ってみました。 とても味わいのある写真になったかな、と思いますが如何でしょうか。 写真を撮影した場所は森水窯の作品の原料となる粘土の小山の上です。 この粘土から生まれてくる作品に魂が宿る姿をイメージしました、と言うのはちょっとかっこつけすぎですしょうかね。 蕎麦釉（そばゆう）の大きな壺です。 蕎麦釉は、私の自慢の釉薬です。鉄釉（紅柄釉）の一種で結晶を発生します。 一の間(いちのま)の火前最前列で焼きました。 納得できる焼きあがりまで三度の本焼きを繰り返し、大変重厚な雰囲気のある出来となりました。 釉薬の流れがちょうど良い所で止まり、景色となっています。土見せ(つちみせ、釉薬の無い下の部分)の灰かぶりも良い味です。 大きな広間の展示物として、恰好な物でしょう。花器としては、中心に「木」を立ててその周りに花をたくさん飾る、というような使い方がお勧めです。 これにまさる作品は、私の人生においては、もう出来ないでしょう。 径４３ｃｍ　高５２ｃｍ 　「径」は「最大径」です 桐箱はありませんが輸送用の頑丈な箱に入れ、送料は当方負担でお送りいたします

書家白玲様にこの壺のために揮毫していただきました。 登り窯で使う薪の前に書と壺を並べ写真を撮りました。 イメージとしては薪の炎が壺を包みこみながら光り輝き、作品に昇華すると言うところでしょうか。 ちなみにお分かりになる方にはバレバレかと思いますが、後ろに見えている薪は使い物にはなりません。 蕎麦釉窯変壺（そばゆうようへんつぼ） 登り窯の降灰と溶け合って、流れながら非常に激しい窯変が発生しました。 溶けて透明な黒の部分と、結晶で不透明な部分の対照が面白く、見所となりました。ぎりぎりの発色で、この勝負どころが登り窯の醍醐味です。 このような焼け方の壺も、今後もう中々作れないでしょう。 径２８ｃｍ　高３１ｃｍ 　「径」は「最大径」です 桐箱入り。送料は当方負担でお送りいたします

藁灰窯変壺（わらばいようへんつぼ） 藁灰釉（わらばいゆう)は、蕎麦釉と共に亜久亜工房森水窯の自慢の釉薬です。 藁を焼いた灰を原料にした釉薬は、良い味の白色に発色します。 登り窯は面白く焼けることもありますが、失敗もあります。藁灰釉は、強く焼かなければ発色しないし、少し強すぎると流れてしまいます。薪一本の違いが、大成功と大失敗の分かれめになる事もあります。 本作は、藁灰と少し混ぜた酸化銅がうまく反応して、わずかに青みが出て良い味わいです。流れた釉薬も、底につくかどうかのぎりぎりで奇跡的に止まっています。粘土の焼け具合も良く、畢生の作です。 径２７ｃｍ　高３０ｃｍ 　「径」は「最大径」です 桐箱入り、送料は当方負担でお送りいたします

黄藁灰窯変壺（きわらばい ようへんつぼ） 黄色発色の藁灰の壺です。 正面の灰かぶりの窯変がオレンジ色に発色しています。この微妙な色は、薪の火と釉薬の反応から生まれます。 私が意図して作る事はできません。偶然のたまものです。 径２４ｃｍ　高２３ｃｍ 　「径」は「最大径」です 桐箱入り。送料は当方負担でお送りいたします

藁灰壺（わらばいつぼ） 良い感じに焼けた中くらいの壺です。底は広めで安定感があり、花瓶として使いやすいと思います。 程よい灰かぶりの窯変も出ています。落ち着いた雰囲気です。どこにい置いても、どんな花を活けても似合うでしょう。 径２０ｃｍ　高２３ｃｍ 　「径」は「最大径」です 桐箱入り。送料は当方負担でお送りいたします

茶碗 「現代茶碗集」(北辰堂)という本に載せて頂いた茶碗。 「しっとりした趣の淡い秘色(ひそく)や、ほどよい鉄分の出現や降灰による極く薄い桑染(くわぞめ)の窯変などが偶発。なにやら天の配剤ともみえる。」 と、評していただきました。 火前にわずかに流れた淡い黄色の窯変が嬉しい。私が今まで作った茶碗のなかでも一番の出来だと思っています。 記念に 「現代茶碗集」一冊も一緒にお納め下さい。 径１２ｃｍ　高７．５ｃｍ 　「径」は「最大径」です 桐箱入り。送料は当方負担でお送りいたします

藁灰菓子鉢特大 (かしばちとくだい) 大きめで貫禄ある藁灰釉の菓子鉢。四隅に飾りの「へこみ」があります。 飾りですが、箸などが転がり落ちない意味もあります。「よほうなぶり」という人もいます。 果物を沢山いれて、盛鉢として使うのも良いでしょう。 径２４．５ｃｍ　高６．５ｃｍ 　「径」は「最大径」です 桐箱入り。送料は当方負担でお送りいたします